めまいの原因
めまいは、「回転性」か「非回転性」かに大別されます。
脳血管障害や低血糖などの原因疾患のあるものを除くと、内耳の各器官と、内耳から中枢にかけての伝導路に何らかの障害が起きることにより発症すると考えられています。
原因としては様々挙げられています。耳石器の障害で頭位の変化によって誘発されるもの。内耳を循環する血流障害や内リンパの閉塞などによって起こるめまい。末梢の前庭神経から脳幹にある前庭神経核の間に炎症が起こって発症するものなど。また、肩凝り首凝り頭痛などに由来するものなど挙げられます。
頭蓋骨が歪んでめまいが起こる
聴覚を伝える蝸牛神経と平衡感覚を伝える前庭神経が内耳道で合流して脳幹へ向かうときに内耳神経となります。脳幹を中継して大脳皮質へ向かう伝導路や小脳・脊髄へ向かう伝導路もあります。また、眼球を動かす動眼神経に連絡するものもあり、これがめまいの際に眼振を起こすと考えられます。
内耳は、側頭骨の骨迷路といわれるところにあります。骨迷路は蝸牛・前庭・半規管の3つで構成されています。
ヒトの頭蓋骨は、23個のパーツがパズルのように組み合わされてできています。関節部は縫い合わされているような形状なので、縫合関節と呼ばれています。外耳とそれに続く内耳があるのが側頭骨で、骨迷路は側頭骨岩様部にあります。
なぜ頭蓋骨が歪むとめまいが起こるのか
Arlas Orthogonistとしての立場からめまいについて考えてみます。耳石器の障害や、伝導路における障害、血流やリンパの障害の源となるのが、そもそも頭蓋骨と第一頚椎(Atlas)の不整合に起因していて、そのことによって各器官に不自然な負荷がかかり発症に至る、ということが仮説として挙げられます。
臨床上、めまいの患者様は鱗状縫合が左右いびつな方が多いように思います。めまいに伴って耳鳴り・難聴・頭痛・不眠症・うつ症状・消化器疾患など自律神経系の症状を訴える患者様が多いのも事実です。顔の歪みや顎関節症を訴える患者様に不定愁訴が多いのも、頭蓋骨の歪みが由来している、つまり第一頚椎(Atlas)の不整合が原因しているのです。
めまいは全身の骨格調整によって解決できます
Atlas Orthogonal Chiropracticの施術は、全身の骨格調整が可能ですから、内耳に限局せず全身調整が同時に進行します。施術回数を重ねて状態が安定してくると、不思議なくらいに頭蓋骨の歪みが解消していき、顔の歪みもなくなっていきます。女性の患者様の中には、体重は減っていないのに顔がすっきりしてくるので、「友人から、痩せたんじゃない?小顔になってる」って言われたと嬉しい報告をいただくこともあります。実際に鱗状縫合に触れてみると、左右差がなくなり凹凸のない縫合となっています。
骨組みが整うと、内蔵されている器官も正しく機能していくのです。一度、正しく重心が整えば逆戻りはありません。
Atlas Orthogonal Chiropracticの施術は、めまいを解決し、再発を予防するのです。